ここから綴る内容は、現在メガネを使用してない方・今後も使用する予定のない方・ご家族など周りにもメガネの使用者がいない方……、そのような方にとっては日常生活に全く無縁な話になろうかと思います。
※しかしながら、インターネットで調べてみたところ私が体験したことは例外的で割とレアな事のようですので、メガネに疎遠な方でもご一読いただけましたら幸いです。
さて、コンタクトレンズの普及がめざましい中でもメガネ派の方は一定数いらっしゃいますね。コンタクトとメガネと両方を持っていて状況に応じ使い分けている方もあるでしょう。また、視力矯正としてのメガネにとどまらず、紫外線から目を守るサングラスやファッションとしてのサングラス、あるいはレンズのない、いわゆるダテメガネなど、使用者の目的によってメガネの種類も多様です。
メガネを購入する場合、皆さんは何を基準に選びますか?
レンズのあるメガネを購入する場合(多くはレンズ入りのメガネかと思いますが)は、レンズの質や色も選べますので、目的や好みに合ったものを選択することができます。
メガネをかけた時の顔の印象が変わるほどレンズに濃い色を選んだ時は、メガネフレームの色やデザインもインパクトが控え目になってしまいますが、サングラスまたはサングラスを兼ねる様な色合いのレンズを選ばなければ、やはりメガネフレームを慎重に選ぶ人が多いのではないでしょうか。
自分に似合っているか、メガネを使う場面で違和感のないデザインか、価格は許容範囲か、肌が触れる部分の素材に問題はないか、掛け心地はどうか、耐久性はどうか、……様々な条件を吟味し、比較検討の後、購入へと繋がることでしょう。
また、店員さんもおススメの品などフレームについて丁寧な説明をされるでしょうし、もしメガネ選びに誰かと一緒にお店を訪れているなら連れの方もアドバイスをしてくれることと思いますが、
「自分の目的や条件に合った物を選ぶ」ことはとても重要な一方、「避けた方が良い物は最初から購入の候補から外しておく」ことも大切です。
では具体的に「避けた方が良い物」とはどういうことかと言いますと、不良品や粗悪品など見た目でそれと分かる商品は論外として、私が今回体験したことでもありますが、
ズバリ、「本来は交換可能パーツなのに交換不可能な状態で製品化されている商品」です。※あくまで不良品ではなく、交換不可能となってしまうような製造過程を経ている、ということです。
例えば、下の写真をご覧になられた時、鼻パッド(鼻に当たる部分、ハトの鼻みたいな部分)は交換可能であることは経験がない方でも想像しやすいと思います。ネジが付いていますからネジを緩めれば簡単にパッドの交換が出来そうです。
下の写真では鼻パッドと同様、交換可能なパーツを水色のマーカーで囲いました。パーツの名称は「先セル(モダン)」と言います。
『☆先セル(モダン)とは…メガネのつる(テンプル)の先の、耳にかかる部分。合っていないと目が疲れたり耳や鼻、こめかみが痛むなどメガネの掛け心地を大きく左右します。また、耳や髪に直に触れるので汚れが付きやすいものの、メガネそのものを買い替えなくても先セル(モダン)の部分のみ交換できる場合が殆どです…』→インターネットでは、この様な掲載(先セルは交換可能パーツという記事)が多いのですが、私はたまたま偶然にも先セル(モダン)が交換できないメガネを購入してしまっていたのです。
メガネを購入する際には、先セル(モダン)を交換する必要が自分に発生するなど、これっぽっちも想像していませんでしたし、メガネの劣化が進むだろう頃には視力の変化もあるだろうからメガネそのものを買い替えればいいぐらいにしか考えてなかったのです。
しかしながら、メガネを購入して半年ほど経ったころです。メガネ着脱時、こめかみに生えている髪の引きつりが気のせいではないことにようやく確信を持ちます。
半年も気づかなかったのか?と不思議に思われるかも知れませんが、メガネ装着時の100発100中で髪が引っ張られて抜ける、というわけでもなく(髪型にも因ったのだと思います)、また、装着時のメガネのもち方を変えれば改善できるかも等、自分で工夫して対処できるならそうしようと試みていた部分もあります。
実際には、メガネの装着時に髪がメガネに引っ張られ、時に抜ける原因はメガネのつると先セル(モダン)の段差だったんです。※下の写真に黄緑のマーカーで囲ってある部分です。この段差に髪が絡まり、特にメガネを外す時に髪がひきつり、そのまま抜けてしまうこともあったのです。
そして、私は購入したメガネ店へ行き、ともかくも髪が引っ張られないようにしてほしいと告げました。
すると店長さんの対応で、先セル(モダン)を機械で温め、外したのちに段差の少ないものを取り付けることに。
しかしながら30分近くあれこれと作業をしてもらったんですが、結局のところ先セル(モダン)はガンとして外れませんでした。
店長さんが言うには、
「先セル(モダン)をメガネのつるにはめ込む際に、先セルの内部にらせん状に接着剤を塗布し、かつ人間の手ではなく機械ではめ込んでしまうと、このように熱を加えて軟らかくしても、もう人の手では外せなくなってしまうものもあるんです。」 とのことでした。
私のようにメガネの着脱時に髪が引っかかって痛い、という理由だけでなく先セル(モダン)を交換する必要は劣化や破損によっても生じるかもしれません。
先セル(モダン)が外れるタイプなのか(殆どの場合は外れます)、私のように全くびくともしないタイプの物か、店員さんに訊けばすぐに判りますからメガネを購入する場合には是非、モダン(先セル)が上記のどちらのタイプか確認されることをおススメします!
これからメガネを購入されるみな様、どうぞ自分にピッタリで痛くない快適なメガネライフをお過ごしくださいね♪
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