おいしーヘルシーうれしー♪トリプルチョコ♪

ふみの縁側茶話会

食べ物について「おいしい」または「まずい」という感想は、好き嫌いが大きく左右すると思いますが、やはり、今までどんなものを食べてきたのかという経験値によるジャッジも無視できないと思います。

どういうことかと言いますと、私の場合…。

昔、私の父は兼業農家だったので、野菜(殊に父が作っていたもの)については私自身、少々コダワリがあるかもしれません。落ち葉や鶏糞を混ぜて発酵させるなど土づくりから始まる父の野菜は野菜そのものの味も濃く、私はそういう野菜を幼いころから毎日のように食べていたので、いざ自分が実家を離れて自炊するようになると、スーパーで買った野菜と今まで実家で食べてきた野菜との違いにビックリしてしまいました。

産地や品種の異なる野菜を食べ比べたり研究していたわけでもないので、野菜全般に関してものすごく舌が肥えているというほどではなく…、ただ、収穫してから商品として店頭に並ぶまで時間(または日数)がかかっている野菜と、とれたての野菜とでは味の違いがあって当然ですよね。そして、実家では当たり前のようにとれたての野菜を食べさせてもらっていたこと、今となっては本当に贅沢で、ありがいことだったと思います(当時は全く感謝なんかしてなかったですけどね、むしろ飽きていました☆)。

しかしながら野菜以外は舌の経験値も乏しく、肉や魚に関しても何が高級で、何がおいしいかなど全く分からない同然で私もイイ歳になってしまいました。食べ物の判断は舌ではなくほとんど胃袋まかせです(笑)。

食事以外には、お菓子については小さい頃は駄菓子屋に買いに行くのが常で(ちなみに私、フミの母ちゃんが手作りしてくれたおやつはシャービックかフルーチェのどちらかでした…)、子供のその日のおやつ代で買える範疇で、しかも遊んでいる最中でも気軽に食べられるものといえば、だいたい種類も限られていた気がします。外で友達と一緒に食べる時にはポケットに入れてもかさばらず、溶けたり変形しないガムやラムネ菓子が多かったでしょうか。 

一部にチョコレートが含まれている(例えばビスケットやウエハースの中にチョコレートが挟んである)お菓子を買うこともたまにはありましたが、板チョコのように全体がチョコレートというチョコレートを、私は子供の頃にほとんど食べた記憶がなく、外でよく食べていたガムやラムネ以外には、家の中でのおやつは、スナック菓子を買って食べていたことが多かった気がします。

ですので、子供の頃に正式なチョコレート?どころかチョコレートでさえ殆ど口にしていなかったので、大人になってから高級なチョコレートを頂く機会があってもおいしいのかどうかもよく分からず、いえ、むしろチョコレートのよしあし以前にカロリーや糖分と向き合わねばならないお年頃(プラス体型)ではないですか?と、もう一人の私の囁きが聞こえてくる始末(…幻聴?)。

「美味しいチョコレートとはなんぞや!?」から「甘いものは控えないとヤバいんじゃない?」とココロが翳ってくるとせっかくのチョコレートも味気なく…「美味しいチョコレート」と「カロリー控えめ」と、この両方を兼ねたチョコレートはないものか、と思うようになりました。

そんなおりです。たまたまつけていたテレビからチョコレート専門店の紹介が!

『カカオをきっかけにココロと体に栄養を』、がコンセプトのお店を芸人さんがリポートしています。

「そうそう、こういうお店のチョコレートを一度食べてみたかったのよ!」とばかりに、お店の所在地などメモに控えながら真剣にテレビに見入る私。 

そのお店のチョコレートは、オーガニックカカオを使用し、グルテングルテンフリー(小麦などに含まれるグルテンを摂取しない食事や食品のこと)。白砂糖不使用。無添加(保存料・光沢材・乳化剤・着色料・香料不使用)なのだそうです。     

まさに私が求めていたチョコレート!!

自社の工房で、

ビーントゥバー(Bean to Bar)…「カカオ豆から焙煎して作るチョコレート」と、

ローチョコレート(Raw Chocolate)…「天日干しの有機カカオ豆から作る生のチョコレート」を、

世界中から厳選したカカオ豆を仕入れ、焙煎から製造までを一貫して行っているクラフトチョコレート専門店とのこと。ネットで調べてみると車で二時間もしないぐらいのところにお店があり、私は放映日の翌週末、早速、話題のチョコレート専門店に行ってみることにしました♪

そのチョコレート店へは迷わずにいけるかなぁ、とか、テレビで紹介された為に、ひょっとしたら店の外に行列ができているかも、と少々不安もありましたが表通りに面したお店は遠目にもわかりやすかったですし、また幸いにも行列に並ぶこともなく、すんなり店内でチョコを選ぶことが出来ました。   

ちなみに、店の中は広く感じられました。半分近くが工房になっていたので時間によればチョコレート作りの作業が間近で見られるかもしれませんね。

で、私はどんなチョコレートを買ったかといいますと、、、(売り切れてしまっていた商品もあったので、食べてみたい商品を全て買えたわけではないのですが)、

ビーントゥバータブレット(俗にいう板チョコみたいな形状)を2種類、ペルーカカオ50%(甘みはメープルシュガーや※ラカンカ)1枚とタンザニア70%丹波黒豆京きな粉1枚。

焼き菓子は、くるみ入りブラウニー(甘みはメープルシロップとはちみつ)。

  ※ラカンカ…羅漢果(ラカンカ)から抽出された糖。中国・桂林が産地。厳しい規制が設けられているので生果として国外に出回ることはありません→日本で購入できるのは乾燥果実か加工された粉末のみ。砂糖の300~400倍の甘さ。この羅漢果糖は腸で吸収されずに排出されるのでカロリーはほぼゼロ。多くの薬効があるので中国では「神果」とも呼ばれています。

  

そしてローカカオビーンズ(カカオ豆にビーントゥバーのチョコレートがコーティングされている。甘みはラカンカ)も購入しました。

ビーンズは50g入りで163kcal

ケーキは2種類、チョコロールケーキとベリーの入ったケーキ。チョコロールケーキの甘みはサッパリとした※アガベシロップ使用なのだそうです。だからでしょうか、ベリー入りのケーキは甘さが濃くて、私は途中で半分残してしまい、また時間をおいて後で頂いたのですが、ロールケーキはそのサッパリとした甘みが食べやすく、ついばくばくと食べ進めてしまいました。ゆっくり味わって食べようとは思っていたんですけどね、おいしくてつい……。→いえ、単に食い意地が張っているだけですが☆

 ※アガベシロップ…リュウゼツランの樹液を煮詰めて作る甘味料だが300種類以上もあるリュウゼツランの中からシロップが作られるのは数種類のみ。血糖上昇が穏やかであることが解明されてからヘルシーな甘味料として定着しています。 

「チョコだけでなく焼き菓子やケーキなどいろいろと買っているのに、これでもまだ他に食べてみたい商品を全て買えたわけではない、とかどんだけ買うつもりでいたの?」

と、ツッコまれても本当にそれはその通りなのですが、感染症対策もあってか店内で試食できるチョコレートは全く置かれてなかったので、とりあえず少量でいろんな種類のチョコレートを買って帰りたいと思っていたんですね。

で、1か月ほど経過した現在、買ってきたチョコレートはまだ全部食べきってはいないのですが、確かに私の中でチョコレートの概念が変わったかもなぁ…と感じました(概念とはちょっと大げさかも知れませんけどね)。

私は今までチョコレートを食べる機会があってもチョコレートに「豆」を感じることは一度もなかったんですね。普通に?「チョコレートはチョコレート」だったんです。しかしながら、今回、頂いたチョコレートは味わいが深く、これが「カカオ豆」としての「豆」の味かな?と思ったんです。考えてみれば豆は栄養貯蔵タンクのようなもので発芽に必要な栄養がギュッと凝縮されているんですよね。まさに命のみなもと。私たちが頂くにしてもとても栄養価の高い食材です。

カカオの木が次の世代へと託した子供たち、すなわちカカオの豆は一つ一つがカカオの命ですから、カカオの含有率が高いチョコレートでは豆本来の味が感じられて当然かな、などと思った次第です。

カカオの色って鮮やかでキレイ

今までチョコレートを食べる機会があまりなく、比較するにもデータ不足なこともあり食レポ的に詳しいことが書けなくて残念なのですが、、、世界中のカカオ豆の産地(ガーナ、インドネシア、マダガスカル、ボリビア、など)から産地ごとの板チョコ(ビーントゥタブレット)が作られていたり、また、ラカンカやアガベシロップ、ココナッツシュガーなど甘みの種類も様々だったり、こちらのお店のチョコレートを色々と食べ比べをするのも楽しいと思います。

また、糖質制限を受けていたり小麦粉が摂取できないなど体の状態に配慮しなければならないような時、一般に販売されている市販品のチョコレートでは上記のようなNGとされる材料が含まれている可能性も高く、チョコレートをそのものを諦めないといけませんが、こちらのお店の商品ならば諦めずにおいしく頂けるチョコレートがあるかも…ですね♪

また次回、お店に行くときにはまだ食べたことのない商品を買いたいですし、今回お気に入りのロールケーキも忘れずに多めに買うつもりです。いくらカロリー控えめとはいえ食べすぎには注意★ですが…。

こちらはブラウニーです

~追伸~

今回、専門店のチョコを初めて頂きました。砂糖不使用でも甘みの物足りなさは全く感じられず、また、チョコレート、もしくはチョコレート菓子それぞれに複数の甘みを砂糖以外で使い分けておられることに『カカオをきっかけにココロと体に栄養を』のコンセプトにとどまらず、スイーツとしても非常にクオリティの高いものを堪能させて頂きました。ごちそう様でした。

アップした写真にお店の名前が入っているものもありますね。有名なお店なのでご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、今回頂いたチョコレートを作っておられるお店の名前は「COCO KYOTO」さんです。   

 

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