大人になってからはラムネ菓子を食べなくなったなぁ、と改めて思う機会がありました。
仕事中、得意先の受付でとても可愛らしい包装のラムネ菓子が置かれてあったんですね。小さなカゴにはラムネ菓子以外にもキャンディなども盛られていて、
「お好きにどうぞ」と、メッセージが添えられていました。お菓子を手に取ることはしませんでしたが、そのラムネ菓子を見た瞬間、懐かしい昔の記憶が蘇りました。
小学校にあがる少し前には、毎日決められたお菓子代、小銭を親からもらい近所のお菓子屋さんでその日のおやつを選び、お店の人へお金を払えるようになっていました。当時、私の一日のおやつ代は確か50円ほどだったと思います。1個で50円の商品を買ってしまうと、その日は1種類のお菓子だけ、しかも一口でおやつタイム終了となってしまう可能性も否めなく、20円のお菓子と30円のお菓子を1個ずつ買うとか、子供なりに購入するお菓子のバリエーションは考えていました。いま思うと懐かしいし、かわいらしいですね。
その時に結構な頻度でラムネ菓子を買っていたと思うのですが(多分、あの頃のラムネ菓子の値段は1個10円)、パッケージをまじまじと見ていた記憶もなく、また、小さいころって度々お絵描きをしていただろうに、ラムネ菓子の包装のウサギやリスを模写することもなく、ラムネ菓子は食べるものの可愛い動物のキャラクターには特に思い入れもないまま子供時代を終えてしまいました。そして大人になるとお菓子を買う際はボリュームで選ぶことが増え、自然とラムネを口にしなくなったような気がします。
でも、久々に見たラムネ菓子のキャラクターは本当に可愛くて、なんとなく、ウサギとリスを描いてみたくなりました。子供の頃に描かなかったからかも知れません(…関係あるのかな)。とにかく、安価な画材しか手元になかったのですが久しぶりに色鉛筆で描いてみました。デッサンの狂いには涙さえ浮かびますが(ウサギさん、リスさんごめんなさい)、絵の出来栄えはさておきラムネ菓子から蘇った子供の頃の懐かしい思い出がじんわりと快いです。
ちなみに、ラムネ菓子も飲料のラムネもかなり昔から販売されているとのこと。いずれも色々にその時代ならではの興味深い話や歴史があるでしょうね。そのあたりも含め、ラムネ菓子とラムネについてまた綴りたいと思います。ラムネをほおばりながら……★
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