鬱金・クルクマ・シャムチューリップ 

プランター観察日記

暖かな春の日差しが心地よいですね。皆さんの地域では桜は咲き始めたでしょうか。

外で過ごしやすくなるとベランダのプランターの手入れにもヤル気がでてきます。また新しいお花を育ててみたくなり、よせばいいのに…というココロの声も聞こえないフリをして、またもや(前回は芍薬)お花を注文してしまいました。

今度はショウガ科の「クルクマ」(Curcuma)をお迎えしました。皆さんは「クルクマ」の花をご存じですか?英語では「シャム(タイの旧名)チューリップ」とも呼ばれています。

和名は「鬱金(うこん)」※ウコンとカタカナ表記で見慣れているせいか、鬱金と書かれていても一見には読み方が分かりませんでした。漢字では「憂鬱」の鬱に金という文字が当てられるのですね、今までウコンの漢字表記は見たこともなかったです☆

ちなみに別名は「春鬱金(ハルウコン)」、「花鬱金(ハナウコン)」。

ウコンと言えば二日酔い予防のドリンクとしてとても有名ですね。また、ターメリックとも呼ばれカレーには欠かせないスパイスです。

体によさそうなイメージのあるウコンですが、日本では一般的に(秋ウコン・春ウコン・紫ウコン)と三種類あり、通常、ウコンといえば秋ウコンを指すそうです。この秋ウコン(生薬名:ウコン)、肝機能の向上やコレステロール値を低下させる効果が期待できるクルクミンという成分を春ウコンより豊富に含んでいます。薬用養命酒では生薬の一つとして配合されているとのこと。なお、初秋に白いお花を咲かせるそうです。

さて、私が購入したのは秋ウコンではなく春ウコンです。クルクミンは少ないものの精油成分を豊富に含んでいるそうです。生薬名:姜黄(キョウオウ)、春に赤みのあるお花を咲かせるそうです。

ちなみに紫ウコンは生薬名:莪朮(ガジュツ)、春ウコンや秋ウコンのようにクルクミンは含まれておらず苦みや清涼感が強い特徴があります。この莪朮(ガジュツ)は漢方薬として胃腸系の病気に使われてきました。

ウコンもといクルクマがどのように薬として私たちと馴染みがあるのか少しだけ紹介させて頂きましたが、カレーや二日酔い予防ドリンクに活躍の秋ウコンだけでなく、ひょっとしたら、生薬の成分に気づかないまま春ウコンや紫ウコンなどのお世話になっていたかも知れませんね。

さて、このクルクマ、塊茎(チューリップみたいな球根ではありません)で三つ購入し、二つをプランターに植えました。写真の通りの花が咲くならば夏に真っ白で爽やかな花をつけてくれることでしょう。とても楽しみです。

三つのうち二つを植えた?では残りの一つはどうしたの?ということですが、またまた父に頼んできました。造園業、園芸、野菜作りに精通している父に、

「私が三つ全部植えたら下手をすれば三つとも枯らせてしまうかも知れないから、悪いけどお父さんのところで一株だけしばらく面倒見てくれないかな?花が咲いたら母ちゃんにお供えしたいんだよねー。」

そして、父に有無を言わせぬままクルクマの塊茎一つを託してきました。(…芍薬の時も同じようなセリフを吐いていたような?)

新たに植えたお花たちがどんな風に育ってくれるのか、またお知らせしたいと思います♪(父の下にいるコたちの方が早く立派になりそうですが…)父にもアドバイスをもらいつつ、お花にとって快適な環境を心がけたいですね。 

 

             

 

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