うちの茶トラ猫、リーのヒゲを見ていて、ふと思いました。白いヒゲの中に一本だけ黒が混じっていて、その黒いヒゲは、いつもいつも同じところに生えているのです。
そして、白いヒゲがたまに抜け落ちているのは見たことはありますが、黒いヒゲは見たことはなく、、、ですが、当然ながらどのヒゲだって古くなれば抜け落ちて、新しいものに変わるはずなので、タイミングさえ合えば黒ヒゲGET★も遠からず叶うと思います。
特にリーのヒゲに関心があったわけではなく、ただ単に、一本だけ黒ヒゲだなぁぐらいにしか思ってなかったのですが、抜けた猫のヒゲをお守りとする方がいらっしゃるようで(注…お守りにするのは「抜けたヒゲ」ですょ~、猫のヒゲは猫にとってはアンテナの役目も兼ねているので、ヒゲが生えている状態で不必要に切ったり抜いたりしちゃ絶対ダメですょ~)、そう、猫のヒゲは殊に金運や恋愛運に効果があるそうなんです。
へぇぇ…なるほど。招き猫など猫そのものが縁起の良いものとされているにとどまらず、猫のヒゲもその縁起の良さをあやかっている、といったところでしょうか。
「黒ヒゲ」というと、昔から「くろひげききいっぱつ」というおもちゃがありますね。樽に開けられた隙間へ参加者が順番に一本ずつ剣を刺していき、決まった場所(決まった場所は刺している人には分かりません)に刺さると黒ひげの海賊が樽からビョーンと飛び出す仕組みになっています。飛び出す場所に剣を刺してしまった人が負けとなります。※余談ですがこのおもちゃの発売当初は「飛び出させた人が勝ち」というルールだったそうです。なぜなら、敵につかまり樽の中で縛られている仲間の海賊を救出するために短剣を刺しながら樽の中のロープを切って助け出す、、という設定だったからです。今とは勝ち負けが真逆だったんですね。
話を戻しますね。
このゲームはジャンケンのようにすぐに勝ち負けを決めるのではなく、じわじわとスリルを味わいながら誰が負けるのかを楽しむものですが、サドンデスなので低い確率ながら、一本目で海賊がビョーンとなる場合もあります→こうなってしまっては勝負のつく速さはジャンケンと変わりませんね(笑)。
そして、改めて気づいたことなのですが、「くろひげききいっぱつ」のおもちゃを見てみると「黒ひげ危機一発」という漢字なのですね。
ちょっと意外でした。…と言うのも随分むかし、国語の授業で間違いやすい四文字熟語として「危機一髪」がよくテストにも出ていました。意味としては「危機一髪とは…髪の毛一本ほどのほんのわずかな違いで危険な状態に陥りそうな状況を表現する言葉」で、「危機一発」はそもそもが誤字なのだそうです。ですが、イメージとしては火薬や爆弾が爆発するような危険な状況にあっては、誤字であっても「危機一発」という字があてがわれても、わたしてきには(あくまでも個人的な意見ですが)、悪くはないと思っています。もし、今、国語のテストを受ける機会があり、「ききいっぱつ」を漢字に直しなさいという問題が出た場合、、、危機が爆発に関係するなら「危機一発」、それ以外なら「危機一髪」と解答するかもしれませんね。
そもそもですが、危機のあとにくる「いっぱつ」という言葉の使用頻度が、断然に「一発」の方が高いことも「危機一発」の誤字の原因ではないかと私は思います。
「〇ァイトー!一発!!」って、 栄養ドリンクのコマーシャルがテレビでよく流れていましたしね☆
では、もう一つの「一髪」(ひとかみ、いちかみではないですよ、いっぱつ、です)、は危機という言葉抜きで「一髪」とだけで使われることはあるのでしょうか、また、あるならばどんな使い方をするのでしょう。ちょっと調べてみました。
「一髪」という二文字の言葉はありました。
「一髪」の意味…1 一本の髪の毛。
2 遠くの山々の景色が一本の髪の毛のようにかすかに見えること。
3 ( 一本の髪の毛を挟むほどのゆとりしかない意から)非常に差し迫っ
ている事 。
一髪の言葉の意味として、1と3はよく知られ、よく使われてもいると思いますが、私は今回、2をはじめて知りました。2の意味で使う例としては「青山一髪」などの言葉があげられます。まるで俳句や短歌にも使われそうな雅な言葉に思えました。
さて、リーの黒ヒゲの話から随分脱線してしまいましたが、、、(ごめんなさい)
猫に限らず、飼っているペットのヒゲや写真なども含め、自分がポジティブになれるツールをお守りとして持っていて、辛い時には慰められたり元気のチャージにつなげることができるなら、それはきっと毎日を明るく健康に過ごす為にとても大切なことで、金運や恋愛運というカテゴリーに分けずとも、幸せ度アップの効能としては絶大なのではないかな?と思っています。
そんなこんなで、リーの黒ヒゲが落ちていないか足元をよく見るようになっているフミなのでありました。
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